いい職人は、音を聞けば機械の調子の良し悪しが分かる。
モーターの音、ベアリングの音。大きなトラブルが起こる前に、
ほんの少しの音の違いを聞き分けろ。
安全を守り、よけいなコストをかけないために。
機械トラブルを早期発見する『耳』が、職人の大きな武器になる。

今日の作業に必要な道具はどれとどれか。
事前に考え、もれなく一回で用意しろ。
現場に行ってからの「あれがない、これがない」は時間も労力もムダにする。シミュレーション力が、効率アップには不可欠だ。
機械は生き物、人間と一緒よ。
だんだん年を取っていくけど、大きなケガをせず長く一緒にやれるかどうかは、新品の時からどれだけ大切に付き合っていくかにかかっている。もちろんいつかは別れの日も来るが、そんな時は、酒でも飲みながら「ありがとう」と言ってやれ。
夏の現場はとても暑い。体を使う仕事も多い。
ひとつ一つの仕事で安全を最優先に考えながら、水分補給や
塩分補給も欠かしてはいけない。自分だけじゃなく、周囲のことも気にかけろ。夏場の安否確認は1時間に1回だ。楽じゃないが、食後のビールが最高の職場であることは、
間違いない。
長く続けていれば、ものを見ただけでだいたいの重さは分かるようになる。しかし、過信は禁物だ。
たとえば川から運び込まれた廃棄物には、見た目で判断がつきにくいケースも存在する。中にどんな素材のものが含まれているかで、重さは変わる。自分の感覚を研ぎすますこと、機械で正確に測定すること、どちらもとても重要だ。